高3化学「CODの測定」

近所の有栖川公園の池の水を試料水としてCOD(Chemical Oxygen Demand:化学的酸素要求量)の測定をおこないました。

 CODは湖沼の有機系被酸化物質による汚濁度を知るための指標であり、環境省による全国水質調査の指標にも使われています。CODの測定値は試料水1Lあたりの有機系被酸化物質によって消費される酸素の質量(mg)で表され、一般に湖沼では1mg/L未満であれば非常に水質が良いとされています。ちなみに全国ベストは毎年0.5mg/L程度、ワーストは毎年11mg/L程度の値となっています。さて、有栖川公園の水質やいかに。

左が試料水、右が純水です。心持ち試料水が濁って見えます。 希硫酸と硝酸銀水溶液を加えたところ。正確なCOD値を測定するために塩化物イオンを沈殿させています。
過マンガン酸カリウム水溶液を加えているところ。安全ピペッターの使い方を生徒同士で教えあっているようです。 本来は30分ですが、時間の都合上15分ほど加熱します。試料水(左側)では過マンガン酸カリウムが有機物に消費されていきます。
熱心に変化を観察する生徒たち。
一定量のシュウ酸を加えて無色に戻します。 再び過マンガン酸カリウム水溶液で滴定。1滴ずつ真剣勝負。
滴定の終点を迎えた試料水(左)と純水(右)。ほんのりと過マンガン酸カリウム水溶液の色が残っています。左の生徒は試料水の滴定値から純水の滴定値を引いてCOD値を出しているところ。

お約束で勢い余って滴定の終点を通り過ぎてしまった班もありましたが、概ね有栖川公園の池のCOD値は3mg/L弱と出たようです。思ったほどは汚くない?