生物オリンピック 高2 大河原 健太郎くんが見事、銀メダルを獲得!!

 第19回国際生物学オリンピック(IBO2008)インド大会(2008.7.14-20)で高校2年5組 大河原 健太郎くんが見事、銀メダルを獲得しました。

 最近は数学や物理,化学等の分野において麻布生の活躍が目立ってきていますが,生物分野では参加する生徒も非常に少ないので、これを機会にみなさん是非チャレンジしてみてください。興味のある方は,国際生物学オリンピック日本委員会(JBO)の公式HP(https://www.jbo-info.jp/)をご覧ください。

 なお、来年度の第20回国際生物学オリンピックは国内(筑波大学)で開催されます。しかし、代表選考はすでに第2次試験まで終了していますので、これから参加してみたい方は第21回大会を目指してください。ちなみに大河原くんはこの大会でも2大会連続の代表を目指して選考に残っています。

 日本代表になるまでの詳しい経過は大河原くんの感想を参考にしてください。その他、質問や相談がありましたら、遠慮なく生物科でお尋ねください。            (藤井)



国際生物学オリンピックの代表選考から銀メダル獲得までの道のり & 大河原くんの感想

一次予選:11月23日
    全国の大学・高校の敷地内で、ペーパーテストでした。高校の教科書に載ってるような範囲から大学の内容までの、全問選択式の問題です。(普通の教科書を読んでれば出来ます。)当日、試験会場(東邦大)の案内が悪く、「ここどこ?」的な分かりにくいところにあって、びっくりしました。
 選抜人数・1322人→25人     因みに自分は27位でした。(あれ、おかしいな・・?)

二次予選:12月25-27日
    東京大学で合宿形式のオール実験問題です。もうここになると、高校生にも対応した問題とはいえ、電気泳動、共生の生態学など高度な知識・実験技術を要する問題が多数出ます。あと、考察についての記述が凄まじく多く、実験も時間内に終わらないなんてざらですので、解ききるのは難しいと思います。
 選抜人数・25人→10人

三次予選:3月15-16日
    ここまでくると、大学〜大学院レベルの選択式と軽い記述という本大会の形式に即したペーパーテストを4時間ほどやります。量が半端じゃなく多いので絶対に終わりません。しかもとてつもなく難しいです。下に示した問題例が多分、一番簡単な問題でした。

   問題例
    ある種の高熱の環境に住む細菌は、そのDNAの中に一般的な大腸菌のそれと比べて、A-T、C-G、C-T、A-Cのうち、どの組み合わせを多く含むか? 
   答え:高熱なのでDNAがより破壊されにくい、水素結合を三つ含むC-Gを多く含む。
 選抜人数・10人→4人(+補欠2人)

研修(筑波大):1回目・3月28-30日、2回目・5月3-5日、3回目6月14-15日
    代表4人と補欠を交えて、筑波大学教授のもと(+ゲストで他の大学からもいらしてました。)講義・実験です。担当の方で一人麻布出身の方(野村港二先生。あの原口先生と同期だとか・・・)がいらしてびっくりしました。

本大会:7月13-20日
    インド・ムンバイでみっちり一週間以上滞在し、テスト&国際交流(じつはこっちがメイン?)です。
    世界中の人と仲良くなれます。現に今でもクウェート、オランダ、リトアニアなど様々な国の人と連絡があります。
    問題は、言わずもがな、非常に高度です。ペニシリン耐性をもつ菌の、ペニシリン分解酵素の活性をとめる実験など、分子生物学、遺伝学、細胞生物学、行動学など多岐にわたり、問題量は極端に多いです。そんな感じです。何せある会場の部屋では悲鳴があがったとかあがってないとか。

その他感想:
 えっと、問題発言になりかねませんが、正直生物の知識はあまりいりません。実験がかなり多いです。遺伝学の問題などは、計算が主体なので考えることが大切です。
 あと、麻布生少なすぎます。数学や化学と違って歴史も浅く、地味ですが是非皆さんチャレンジしてってください。

見事銀メダルを獲得した大河原君 校長、生物の教員と記念写真
これが銀メダル 生物オリンピック銀メダルの表彰状