2008年(平成20年)12月13日、母校の地下食堂にて1985年(昭和60年)3月卒の同期会を行いました。前回の第一回は、サッカー部のメンバーを中心とした幹事によって行われました。今回は、剣道部が中心になりました。
「この学年の印象は薄くて……」というのが、氷上校長先生の乾杯の御発声の冒頭の言葉でした。「上下のユニークで手がかかる学年に比べて印象が薄い」という意味だとのことです。近年は、さらに手がかかる在校生が増えていることを憂いておられました。
つまり、私たちは、麻布生にしては「良い子」だったということです。(それでも、親には心配をかけましたが……)
重ねて、「全員に倫理を教えたはずだが、その印象も薄い」との御発言。ここで、出席の卒業生がザワザワ。「そんなの習ったか?」と、みんながヒソヒソ……。
私たちの学年で指導要領が変更になっています。私たちの学年の倫理は選択科目でした。ほとんどが政治経済を選択していて、倫理は一部のへそ曲がりな生徒しか習っていません。「印象が薄い」のではなく、「全員履修という事実は無い」というのが真相です。(強いていうなら、小生を含め、へそ曲がりのはずの履修者のユニークさが不足だったのかもしれませんが……)
歓談の際、氷上先生と親しくお話する機会を得て、倫理が選択であったことを申し上げました。たちまちに、先生の記憶は鮮明になり、カリキュラム変更の時期を間違って記憶していたことから出た錯誤であったと先生御自身が分析しておられました。印象の濃淡とは別に、先生の私たちに対する記憶は極めて正確です。
恐れ入りました。習ったかどうかの記憶に自信がなかった私たちのだらしなさを恥ずかしく思います。
……その一方で、指導要領の変更などには無頓着なのかもしれないと、ちらっと感じました。
それでいいと思います。その科目を習ったかどうかも記憶していないような輩ばかりですが、みなそれなりに活躍しています。それは、指導要領の変更などを超越した筋の通った教育のおかげだと感謝します。
途中、体育科の水田先生も駆けつけてくださり、御挨拶を頂戴しました。私たちが習ったころの先生のご年齢を伺って愕然としました。そして、「同期会の開催にあたっては、もっと多くの先生に声をかけなさい!」とおしかりの言葉。
次回は、4年後を予定しています。その時は、必ず!
印象が薄い昭和60年の同期会は、母校での一次会に82人、続く二次会には、参加者の入れ替えがあって最終的には66人。さらに三次会が夜更けまで続き、以降、同級の大槻君の店で朝を迎えた人がいるとか。
会費から学校に寄付をいたしました。幹事の代表により校長先生にお届けしました。
(竹内公一)