校長挨拶

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校長からのメッセージ

麻布は坂の街です。 武蔵野台地が徐々に高度を下げ、その東端で東京湾に至る間、起伏を伴いながら「山の手」と呼ばれる丘や谷を形作っていきます。その丘の上に位置する麻布学園はいくつもの坂に囲まれています。木下坂、南部坂、薬園坂、仙台坂、暗闇坂、北条坂等々。

麻布生は毎朝これらの坂を経由して文字通り「登校」して来ます。そのなかには急な坂や長い坂もあります。けれども、彼らの足取りはとても軽やかで、その顔は輝きに満ちています。その理由は日々の授業、クラブ活動、そして、同級生の仲間たち、先輩・後輩、教師との刺激に満ちた出会いに心躍らせているからです。

本校ではあらゆる生徒に居場所があります。麻布生はそれぞれの場において存在を発揮し、それぞれの輝きを放っています。人はその内面から輝くとき、最も美しい輝きを放ちます。個性豊かな生徒一人ひとりの多面体が放つ光がスパークし、交じり合い、総体として多様性あふれる空間を演出しています。それが麻布学園です。

中学、高校時代、それは人生で最も豊かで最も成長著しい時代です。たくさんの知識を吸収し、多感で、澄んだ瞳で人間を、世界を見つめる時期でもあります。成長の過程では歓喜に満ちた達成感を味わうこともあれば、苦い挫折感を味わうこともあります。しかし、およそ学校という場において生起する出来事で、教育的に意味のないものは一つとしてありません。それらはすべてその後の人生の礎を形作るものとなります。このかけがえのない時代を真に意味のあるものとするために、私たち教職員はあらゆる努力を惜しみなく払う心づもりです。
どうぞ、この麻布学園の息吹を、来て、見て、感じ取っていただければ幸いです。

校長 平 秀明
校長 平 秀明(たいら ひであき)
1960年5月、東京生まれ。1979年麻布高等学校卒業。東京大学工学部、教育学部を卒業後、1985年より麻布学園に数学科専任教諭として28 年間勤務。2013 年4月より校長をつとめる。校長就任後は毎週月曜日の朝、校門に立って生徒と挨拶を交わすことを楽しみとしている。