1月末の早朝、グラウンドに妙な形の木片を持った生徒達が集まり、教員の指導のもと次々と飛ばし始めた。これは高1の工芸の授業で、「ブーメランを制作する」課題があり、つくったブーメランが、その「芸術性」とともに実際に飛んで戻ってくるのか試すためのものであった。早朝を選んだのは、グラウンドで運動している他の生徒に当たって怪我しないように生徒のあまりいない時間を選んだのである。
ブーメランを飛ばして戻ってくるには、その形が飛行にあっているかにもよるが、上手に投げないと駄目なようで、ベテランの工芸の先生が投げると見事に戻ってきて、手の中に収まる。生徒が投げると、空高く舞い上がっていくが、急降下して遠くのグラウンドに落ちてしまう。ようやくグランドを回って戻ってきそうになるが、失速して途中で落ちてしまう。
一人あとから来た生徒は、非常に上手で次々と他の生徒のつくったブーメランを投げると見事に戻ってきた。ところが、自分のつくったものは「芸術性」を考えて”角”をつけたところ、これはその形のせいで、ブーメランとしての機能が一部失われたようで、うまく戻ってこなかった。
このブーメラン飛ばしの授業は、2週間に渡り行われる。
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| 工芸の教員の指導でブーメランを投げる | 右上体育館の窓のあたりにブーメランが‥‥ |
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| 生徒の作ったブーメラン。左下は角を付けたので、うまく飛ばなかった。 | |
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