2001.6.9 麻布高校進路指導部
麻布高校進路指導部では、毎年秋に、「進路ガイダンス」を開催しています。生徒諸君に、大学進学を単に「受験」という観点からではなく、「人はどう生きるのか」という観点から考えて欲しいという教員側の思いから始められたものです。そこでは、さまざまな業界で活躍する麻布のOBをお招きして、麻布時代に考えたこと、大学で学んだこと、社会に出てからの経験、現在の仕事のことなどをお話しいただいています。
今回はその「進路ガイダンス」のPart2として、大学の先生をお招きして、「大学とは何か」「学問とは何か」をテーマにお話ししていただくことにしました。なおこの企画は、講師の堀口先生と中島先生が麻布のOBであるという縁で実現したものです。
果たして何人集まるかという教員側の心配をよそに、会場の小視聴覚室は満員で立ち見もでるという状況でした。高校1年生が70名ほど、高校2年生と3年生がそれぞれ30名ほど、中学生が数名、それに保護者が20名ほどで、合計約150名。
今回は早稲田大学の政治経済学部と理工学部の先生方にお話ししていただきましたが、生徒に書いてもらったアンケートには、「分かりやすかった」「大学というものが少し分かった」「興味深い話が多かった」「進路の参考になった」などという感想が多く、おおむね好評でした。
2時間の講演と質疑応答の後も、会場に残って熱心に個人的質問をする生徒が多く、30分ほど時間を延長しました。
その後、1時間30分ほど早稲田大学の先生と麻布の教員との間で意見交換会が行われました。
参考までに、早稲田大学から「麻布高校訪問講演会」という位置づけで送られてきたプログラムは次の通りです。
1. 政治学と経済学の融合を学ぶ:政治経済学部の例
「グローバル下の諸問題と政治経済学的分析」 政治経済学部長 堀口健治教授
アジア経済危機はなぜ発生したか、また日本の抱える不良債権は……など、国際社会にさらされる諸君にぜひ知っておいてほしい21世紀経済を分かりやすく解説します。
「政治を科学する――無党派層と選挙・投票行動」 政治経済学部教務主任 田中愛治教授
政党の時代から無党派の時代といわれていますが、データにもとづいて現代社会における有権者の意識と行動を分析します。皆さんが選挙権を得たらどう行使しますか?
2. 理学と工学の融合が為せる技:理工学部の例
「先端エレクトロニクスが社会に与えるインパクト」 応用物理学科主任 中島啓幾教授
現代物理学の発展に基づいた集積回路、レーザー、光ファイバが発明されてから四半世紀以上。研究者が追い求めた夢が実現した時に社会はどう変わっていくかを紹介。
「ロボット・人・顔:人間中心の工学へ」 ヒューマノイド研究所所長 橋本周司教授
20年前に研究室で産声を上げたロボットが街に出た。21世紀にはどんなロボットが登場するか、そのためには何を学べばよいかなどビデオを駆使して説明します。
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| アフリカの飢餓と日本の穀物輸入との関係から語り始める堀口教授 | 無党派層と選挙・投票行動について‥‥田中教授 |
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| 熱心に聞く会場いっぱいの生徒・父母 | 光ファイバー技術によって世界が変わりつつある ‥‥中島教授 |
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| 人間の顔の筋肉の解析からロボットの顔の表情をつくる‥‥橋本教授 | 終了後、熱心に質問する生徒 |
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