南極通信 No.2

 日本の皆さんへ、南極より村上祐資です。

 昨年の12月25日に日本を発ち、1月13日に無事に南極昭和基地に到着しました。1月13日というのは3次隊がタロ・ジロと再会を果たした日で、そんな日に南極の地を踏むことができたことを嬉しく思います。

こっちに来てもう1ヶ月が過ぎましたが、越冬物品の輸送や前次隊との引き継ぎ、途中この時期に来るはずのないブリザードにもう三度も襲われ、その度に除雪や基地観測機器の修復作業と忙しく過ごしています。

 2月20日には、南極観測史上一番の最大平均風速も記録しました。昭和基地では10年周期の異常気象説がありますが、見事に当たった感じですね。

 昭和基地は南極大陸のリュツォ・ホルム湾の中にある、東オングル島という島の上に建っています。もうすぐそこに、4キロ程離れた所に、真っ白な南極大陸が見えています。大陸へ行くには海氷の上を渡って行かなければならず、普通、氷の薄いこの時期にはまだ大陸には行くことができません。

 でもラッキーなことに、観測の都合上、僕は皆より一足先にヘリコプターで大陸に行く機会がありました。本当に、どこまでも延々と、青い空と白い大地だけが広がっていて、自分も地球の一部にとけ込んだ感じがしました。

 いよいよ始まりです。

村上祐資

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