南極通信 No.3

 日本の皆さんへ、南極より村上祐資です。

 日本ではそろそろ桜が咲く頃でしょうか。

 南極では今がちょうど昼と夜とが同じ長さになるとき。これからはどんどん夜の方が長くなり、やがては太陽が一切出ない極夜(きょくや)の季節を迎え、オーロラも存分に楽しめることでしょう。

 麻布では僕はスキー部でした。冬休みや春休みに行く合宿がとにかく楽しみで、いつもアタマの中では雪のある季節のことばかりを考えていました。南極は−15度を下回る日も増え、少し油断するとすぐに手や足の感覚が無くなってしまう、厳しい気候になってきました。

 それでも夏の陽射しが恋しいなんて気持ちには少しもなりません。麻布に居た頃、こんな場所があったらいいなとずっと思い描いていた、一年中雪のある世界ですから。

 日中の観測の仕事が終わり、晩飯を食べながら28人の仲間とジャージ姿でわいわいやっていると楽しかったスキー部の合宿の事を思い出します。スキー部の仲間、先輩や後輩、そして先生方。部活を通して色々な事を教えてもらいました。普段学校で見る先生とは、ちょっと違った姿を見れるのも楽しみでした。西口先生、段塚先生、小檜山先生、お元気でいらっしゃいますか? ちょうど今頃、スキー部は春合宿の時期ですね。

 僕もこの前の休日に、こっち来て初めてのスキーを楽しみました。氷山を眺めながら滑り降りる、絶景のプライベート・ゲレンデです。それにリフトがあると最高なんですけども・・

 ではまた

2009年3月24日
村上祐資

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