麻布文庫
15「汝の馬車を星に繋げ−麻布学園とともに−上・下
氷上信廣(元麻布学園校長)
この文庫は、麻布学園において長らく校長をつとめられた氷上先生が、麻布学園で行った講話や書かれた文章をまとめたものです。
氷上先生は、麻布高校卒業後、早稲田大学政経学部入学、同大学院で政治哲学を専攻、ドイツマールブルク大学に留学後、74年に麻布学園社会科教諭となり、主として倫理を担当されました。2003年より校長に就任し、2013年3月に退任されました。
上巻では、式辞−入学式・卒業式、始業式・終業式−での挨拶、また文化祭や運動会での言葉、江原墓前祭での言葉、そして麻布学園での教育についての考えがまとめられています。下巻では、図書館便りやPTA会報での読書体験、その他、講演会や対談での言葉がまとめられています。
この本の中で氷上先生は「若き日の思いは、一生のものである。この本に収められた拙き文章が、若き諸君のそれぞれの思いの形成に、万一役立つことがあれば、これほどうれしいことはない」と述べています。
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