図書館の歩み

図書館の歩み

図書室の創設

麻布学園の図書館の歴史は学園そのものの歴史よりもはるかに浅く、1937年(昭和12年)に、現在の中1の4組にあたる教室に図書室が開設されたことによって始まります。開設当初の蔵書は、父母、先輩からの寄贈本や教員室からの編入本などでしたが、やがて、図書の購入もなされるようになって、図書室担当の教員の努力と図書委員の生徒の協力によって図書室の充実が図られていきました。図書室の入り口には、「読書三箴、一 静粛、二 愛書、三 自律」の文字が掲げられてあったそうです。戦中、戦後とかなり長い間、その図書室が利用されていたのですが、次第に図書館としての本格的な施設が求められるようになっていきました。

図書館の開設・発展

本格的な図書館は、1966年(昭和41年)に講堂の横に建てられた「創立70周年記念校舎」(現在の芸術・技術科棟)の1階に開設されました。開設後しばらくの間は、蔵書数は現在から見れば非常に少ないものでしたが、1975年頃からは蔵書数が飛躍的に増えていき、開設された図書館にふさわしくその中身が整備されていきました。1989年には蔵書数が30,000冊を超え、1991年からは図書以外の資料としてCDも購入されるようになりました。図書館の充実は、単に蔵書数・資料数が増えていったことだけでなく、『図書館だより』や『図書館月報』(現在の『衣錦尚褧(図書館通信)』)の発行、「読書案内」や「ブックフェア」の実施、さらには「卒論」、「修論」、『論集』などのさまざまな学習活動と連携して実現されていきました。
一方、蔵書・資料数が増え続け、図書館が活発に利用されていったことは、書架や閲覧席のスペース不足という事態を招いていました。折しも、学園は創立100周年を迎えていて、その記念事業としてふさわしいものが考えられていくなかで、狭くなった図書館を単に物理的に拡大するということではなく、これからの時代に対応した新たな図書館が構想されたのでした。

新図書館の開館

そして、現在の新図書館が、1995年9月に「創立100周年記念館」の中心施設として開館されたのです。新図書館は、これまでの図書館活動の蓄積の上に立ちつつ、時代に対応したメディアセンターであることを目指しています。